エルネア王国diary~sub~

なますけのエルネア王国diaryのサブ垢用diaryです。これは初代からやってます。残念イケメン・ルーカス君を応援中。

小さな装飾品

こんにちは。

ある日僕は、マルチェロ君にダンジョンに誘われました。

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小さな装飾品のことかな…

あんまり…話したくないけど…

「…わかったよ」



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マルチェロ君は何も言いません。

ただ無言で、淡々と魔物を倒していきます。

『……』

無言のままダンジョンを制覇して外に出ると、みんな心配していたのか、入り口に待っていました。

僕はその間を逃げるように抜けようとしました。

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「ル、ルーカス…!」

マルチェロ君が僕を呼び止めます。

「ちょっと、ついてきてほしい…」

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連れてこられたのはあの酒場です。

マルチェロ君はおもむろに切り出しました。

「あの…ごめん…」

「…」

「言い訳するつもりはないんだ…ただ、その…妻に浮気を疑われて……。捨ててしまったことは本当に申し訳ないと思ってる…ごめん…」

このことの信ぴょう性は怪しいです。

でも、その捨てられた装飾品は、また誰かの手に渡って、本当に必要な人の元で輝いている。

理由は何であれ、元々いらなかった人の元にあるより、だいぶいいじゃないか。

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「いいよ。元々押し付けた僕も悪かったんだ」

「あ…ありがとう……!」

それから、今まで話さなかった分を取り戻すように、2人でたくさん話しました。



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帰り際にマルチェロ君にこんなことを言われました。

「もちろん、大切な親友だと思ってるよ!」