エルネア王国diary~sub~

なますけのエルネア王国diaryのサブ垢用diaryです。これは初代からやってます。残念イケメン・ルーカス君を応援中。

口火を切って

こんにちは。


今日来たばっかりの旅の人に会いました。
ドゥイリオ君です。

同じ旅人だったこともあって、すぐ意気投合しました。

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「ここの料理…うまいな」

「僕もそう思う。船の中のご飯、パサパサしてるし味気ないもんね」

「そうなんだよな。1年経ってから、また波に揺られながらあの料理を食べるのかと思うと、ゲンナリするよ」

そこでちょっと提案してみました。

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「あー…どうかな。来たばっかで全く考えてなかった。もう少しこの国のことを知ってからだな。他にも国はあるし」

「そうだね」

ドゥイリオ君はこの国の前に、他に3つの国を回ってきたそうです。

マルチェロ君の事があってちょっとつらいし、分かり合えるドゥイリオ君が帰化してくれたら、嬉しいな。


ローレンシアちゃんとのデートは、初めて僕から当日リードしました。
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「えー!初めてじゃない?嬉しいな、どこに連れて行ってくれるの?」

「秘密だよ♪」

初めて誘った僕には少し恥ずかしさもあります。

でも男らしくなってきたことを知らしめるために、酒場のお姉さんに見せびらかしに行くことにしました。

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「周りの人にいっぱい見られるね…なんだか恥ずかしいな」

「ご、ごめん…他の場所が良かった…?」

「ううん、ちょっと優越感もあるよ」

そう言ってローレンシアちゃんは、ニッと笑います。

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「ルーカス君……私も、そうだよ」

お姉さんがニヤニヤと見つめる中、僕たちは本当に楽しい時間を過ごしました。



ローレンシアちゃんが帰った後、お姉さんがニヤニヤと近づいてきます。

「あんた、やるじゃない」

「お、男らしいところ、お姉さんに見せようと思って…!」

「それでここに連れてきたのね。そんな男前なルーカス君に、お姉さんから、プレゼントよ♡」

手渡されたのは…

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「(°_°)(°_°)(°_°)」

「男らしく、プロポーズしてきちゃいなさい」

…お姉さんは、僕の一枚も二枚も上手(うわて)でした…。

「敵わない…」

「さぁ、いってこーい」

お姉さんに背中を押され酒場を出ましたが、僕の向かう先は自分の家です。

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何回目かのデートにして初めてやっと僕から誘えたのに…急に結婚だなんてそんなこと…。

急に責任がのしかかってきた気がして、少し憂鬱です。

仕事もない、お金もない、この国に馴染んだわけでもない。
成人してまだ社会経験も浅い僕が、ローレンシアちゃんを守れるかな…。

「まだ先でも…いいよね…」

僕はお姉さんからの依頼の紙を棚に挟み込みました。