帰化

こんにちは。

3日に誕生日を迎えて、僕は7歳になりました。

母国を出てから、もう1年か…。

この国に来てから毎日、酒場のお姉さんからの依頼をどんどんやっています。

お姉さんにもらった「いむいむパン」はとても美味しいです。

ローレンシアちゃんがお腹を空かせていたので、いむいむパンをおすそ分けしました。

「わ！かわいい！ルーカス君こんなの作れるの？」

「あ、いや、これは…」

「すごいねー！！また作ってね♪」

「う、うん…！」

ローレンシアちゃんはすごく元気です。

今度お姉さんに習いに行こうかな、いむいむパン作り。

色々とやっていくうちに帰化に必要なビーが貯まったみたいなので、仲良しもできたし、帰化を決めました。

家訓にも、帰化良しって、書いてあるし。

じゃーん。似合うかな。

姉さんにもらったメガネも、かけておこうかな。

へへ。インテリみたいだ。

一応友達や顔見知りさんに報告。

ギート麦のリナさん。

「やだルーカス君似合うわ！」

「へへ…ありがとう」

旅人ヤニック君。

「へー！この国いいとこだし、良かったな！」

ヤニック君はこの国で初めての僕の親友だし、この国にいてほしかったので、オススメだけしておきました。

大切な友達だって。

僕のことかな、嬉しいな。

お気に入りのローレンシアちゃん。

「ルーカス君メガネにしたんだねー！似合う似合う♪」

「あ、ありがとう」

新しい家ももらえました。

木のいい匂いがします。

そこで初めての料理。

へへ…ちゃんと作れた。

この国で、僕はどんな大人になるのかな。